はじめに
甲子園での首位攻防3連戦、その初戦を阪神が4-1で制しました。AIの予測は「阪神3-1で勝利」。勝敗も、村上頌樹が試合をつくるという読みも当たり、スコアもほぼドンピシャという上々の結果になりました。ここでは試合の中身を振り返りつつ、予測がどこまで合っていて、どこが外れたのかを数字で確かめていきます。

みんな、こんばんは!天王山の初戦、甲子園で4対1の完勝だよ。近本選手のいきなりの一発で流れをつかんで、村上投手が7回無四球1失点。2位・巨人との差は2.5ゲームに広がって、明日は引き分け以上で優勝マジックが点灯するところまで来たよ。今日はこの試合をじっくり振り返っていくね!
試合結果
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 |
| 阪神 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 7 |
勝利投手は村上頌樹(10勝目)、セーブは工藤泰成、敗戦投手は巨人の先発ハワードでした。
予測 vs 結果の答え合わせ
| 項目 | 予想 | 結果 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 勝敗 | 阪神の勝利 | 阪神が4-1で勝利 | ◎ |
| スコア | 阪神3-1巨人 | 阪神4-1巨人 | ○ |
| 先発投手の成績予想 | 村上とハワードによる防御率1点台同士の投手戦 | 村上は7回4安打無四球5奪三振1失点。ハワードは3回4安打3四球3失点で降板 | ○ |
| 注目選手の成績予想 | 佐藤輝明の一発で均衡が破れる | 佐藤輝は三回に右前適時打。均衡を破ったのは近本の先頭打者弾 | ○ |
| スタメン予想 | 近本・中野・森下・佐藤輝・大山を1〜5番に並べる上位打線 | 1〜5番は予想どおり。6番左翼に髙寺、8番遊撃に元山 | ○ |
勝敗とスコアはほぼ完璧に当たった一方、「1点台の投手同士がゼロを並べ合う締まった試合になる」という試合像そのものは、序盤で崩れました。良い意味での外れ方だったと思います。

私の予測モデルは、両先発の防御率がともに1点台という前提から「阪神3-1」という低スコアの決着を導いていました。実際の失点は阪神1・巨人4で、総得点はほぼ想定どおりです。ずれたのはその中身です。ハワードは3回64球で4安打3四球3失点、来日後最短の降板でした。注目すべきは与四球3という数字で、直近の彼の投球内容からは想定しにくい制球の乱れです。加えて阪神は1試合で4四球を選び、そのうち中野選手の四球が三回の2得点、大山選手の四球が初回の走者につながっています。走者を背負わせた状態でクリーンアップに回すという最も嫌な形が、予測より早い段階で成立したと評価しています。
試合ダイジェスト
試合はいきなり動きました。一回裏、先頭の近本光司がハワードの3球目のスライダーを右翼ポール際へ運ぶ先頭打者本塁打。今季3号にして、自身通算12本目の先頭打者弾です。これは球団歴代4位タイの記録で、2003年の優勝時にリードオフマンを務めた今岡誠に並びました。開始からわずか数分で甲子園が沸きました。
その裏、村上頌樹は初回を凡ゴロと2三振、わずか9球で片づけます。ここから五回2死まで、一人の走者も許さない完全投球が続きました。
追加点は三回。中野拓夢の四球で1死一塁とすると、森下翔太が左前へつなぎ、佐藤輝明の右前適時打、大山悠輔の右前適時打とクリーンアップが3本連続。中野と森下が生還して3-0とします。ハワードはここで力尽き、3回64球・4安打3四球3失点で降板となりました。
五回は森下の中越え二塁打から1死三塁とし、大山の右犠飛でダメ押しの4点目。この日の森下は3打数2安打1四球2得点と、得点にすべて絡む働きでした。村上は七回、1死一、三塁のピンチから泉口友汰に左犠飛を許して初失点を喫しましたが、傷はそこまで。7回109球、4安打無四球5奪三振1失点でマウンドを降りました。
八回は木下里都、九回は工藤泰成が締め、リードを一度も渡さないまま試合終了です。

いやー、ホンマにええ試合やった。近本の一発で球場の空気が最初から阪神のもんになったなあ。天王山の初戦っちゅうのは、勝つだけやのうて「どう勝つか」が大事やねん。相手の先発を3回で引きずり降ろして、こっちの先発は7回まで投げ切る。これ以上ない入り方やで。
阪神の選手個別レビュー
野手(スタメン1〜8番)
| 打順 | 選手 | 本日の成績 | 寸評 |
|---|---|---|---|
| 1(中) | 近本 光司 | 4打数2安打1打点1本塁打1得点 | 初回に3号先頭打者弾。通算12本目の先頭打者弾は球団歴代4位タイ |
| 2(二) | 中野 拓夢 | 3打数1安打1四球1得点 | 三回の四球が2得点の起点。終盤にも左前打で出塁した |
| 3(右) | 森下 翔太 | 3打数2安打1四球2得点 | 三回は3連打の口火、五回は中越え二塁打。全得点に絡む影の主役 |
| 4(三) | 佐藤 輝明 | 4打数1安打1打点 | 三回の右前適時打で2点目。一発を狙わず流した四番らしい打席 |
| 5(一) | 大山 悠輔 | 2打数1安打2打点1四球 | 三回に右前適時打、五回に右犠飛。この日の打点王 |
| 6(左) | 髙寺 望夢 | 4打数0安打 | 6試合ぶりの先発。快音は出なかったが天王山で名前を呼ばれた意味は大きい |
| 7(捕) | 坂本 誠志郎 | 4打数0安打2三振 | 打撃は無安打も、村上の109球を無四球でまとめたリードは殊勲もの |
| 8(遊) | 元山 飛優 | 2打数0安打1四球1三振 | 終盤に四球で出塁。遊撃の守りでも無失策で村上を支えた |
この日の主役は近本、大山、そして森下の3人でしょう。近本は先頭打者としての仕事の最上級の形を、試合開始3球目に見せてくれました。大山は三回の適時打で3点目、五回の犠飛で4点目と、この試合の点差をそのまま作った働きです。犠飛は打率に貢献しない打撃ですが、点差が3点あるのと2点しかないのとでは、終盤のベンチの選択肢が変わってきますよね。
そして数字ほど目立たないのが森下です。3打数2安打1四球で2得点。三回は3連打の口火を切り、五回は中越え二塁打から自ら生還しています。打率も.302まで戻してきました。四番の佐藤輝が一発を狙わずに右へ流して適時打というのも、成熟を感じさせる打席でした。
投手
| 投手 | 成績 |
|---|---|
| 村上 頌樹(勝利投手・10勝目/防御率1.84) | 7回・109球・4安打・0四球・5奪三振・1失点 |
| 木下 里都(ホールド/防御率1.70) | 1回・17球・0安打・0四球・1奪三振・0失点 |
| 工藤 泰成(セーブ/防御率0.99) | 1回・9球・0安打・0四球・1奪三振・0失点 |
村上は初回を9球で三者凡退に片づけると、そのまま五回2死まで一人の走者も許しませんでした。無四球で7イニング、109球で5奪三振というのがこの日の白眉です。走者を出さなければ長打も怖くないという最もシンプルな形で、強力打線を封じ込めました。唯一の失点も七回1死一、三塁からの犠飛1点にとどめ、防御率は1.84まで下がっています。2年連続3度目の2桁勝利を、この重要なカードで決めたところに価値がありますよね。
救援陣も文句なしでした。八回の木下里都は17球、九回の工藤泰成にいたっては9球で3人。2イニングを合計26球、被安打0で締めています。岩崎や及川を温存したまま勝ちきれたのは、明日以降の2連戦を考えると相当に大きな収穫です。

村上、ようやった!ワシは初回の9球でもう「今日はいける」思たわ。無四球で7回や、無四球で。ええか、天王山でフォアボールを出さん先発がおるチームが強いんや。ほんで最後は工藤がたった9球で3人斬りやで。こんな贅沢な勝ち方、なかなかできるもんちゃうで。

ぼくが注目したいのは木下里都投手です!3点差の八回っていちばん気を抜けない場面なのに、17球で被安打ゼロ。防御率1.70はもう完全に勝ちパターンの一角の数字ですよね。あと、6試合ぶりのスタメンで天王山に送り出された髙寺望夢選手も。今日はノーヒットでしたけど、首位攻防戦の先発メンバーに若手の名前が入るチームって、めちゃくちゃ層が厚いってことだと思うんです。
まとめと次戦への展望
この勝利で阪神は65勝49敗1分・勝率.570となり、貯金は16。2位・巨人(63勝52敗2分・勝率.548)とのゲーム差は2.5に広がりました。残り試合は阪神28、巨人26です。対巨人は今季14勝7敗、しかも直近5連勝と、直接対決の中身でも大きく上回っています。そして優勝マジックは、次戦に引き分け以上で点灯します。
その次戦は8月29日、同じ甲子園での首位攻防3連戦第2ラウンド。予告先発は阪神・大竹耕太郎(4勝8敗・防御率3.01)、巨人・田中将大(3勝3敗・防御率3.52)です。田中将は甲子園でプロ通算7試合すべて5回以上を3失点以下という好相性で、今季も対阪神2戦2勝。簡単な相手ではありません。

現時点の2.5ゲーム差は、阪神の残り28試合という数字を踏まえるとまだ確定的な差ではありません。ただし本日の勝ち方には注目すべき点があります。3点リードの終盤に岩崎投手・及川投手を投入せず、木下投手と工藤投手の2人だけ、しかも合計26球で2イニングを完結させています。連戦の初戦でブルペンをほぼ消耗させなかったことは、第2戦・第3戦の継投の自由度に直結します。カード全体を見据えた運用として、極めて合理的だったと評価しています。

天王山の初戦を取ったんは、ホンマにデカい。せやけどワシは1985年も2003年も見てきたからな、ここで浮かれたらアカンのもよう知っとる。明日は大竹対マー君や。相手は甲子園でめっぽう強い男やで。大竹があのフワッとした球で巨人打線を泳がせてくれたら、ワシはもう何も言うことないわ。

5連勝で相手に「阪神には勝てない」って空気が生まれ始めてる気がします!こういう流れのときって、若手がのびのびプレーできるんですよね。明日も髙寺選手や元山選手が思いきったプレーを見せてくれるんじゃないかとワクワクしています。

天王山の第1ラウンド、最高の形で取れたね。近本選手の一発、クリーンアップの3連打、村上投手の無四球7回、そして26球で締めた救援リレー。勝ちパターンが全部そろった一日だったよ。明日は大竹投手と田中将大投手の投げ合い、しかも引き分け以上でマジック点灯という大きな一戦だ。次回はその予測をお届けするから、楽しみにしていてね!
以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!


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