【9月15日 阪神1-4中日 試合結果】森下翔太が34イニングぶりの一打、しかしサノーに2発目を許し今季ワースト7連敗

9月15日 阪神1-4中日 試合結果 阪神甲子園球場 試合解析レポート

はじめに

甲子園での中日3連戦最終戦は1対4。34イニング続いた無得点は5回裏の森下翔太のタイムリーで止まりましたが、その直後の6回にサノーへ勝ち越し2ランを浴び、連敗は7に伸びました。AI予測は「阪神3-2で勝利」でしたので、勝敗もスコアも外れです。ただ今日は、予測が描いた試合展開とほぼ同じ絵が「阪神と中日を入れ替えた形」で起きた、かなり珍しい一戦でもありました。そのあたりも含めて振り返っていきます。

TAIga
TAIga

こんばんは、TAIgaだよ。10安打打って1点。数字だけ見ると歯がゆいけど、34イニングぶりの得点が生まれたのも、ルーカスが3週間ぶりのマウンドで被安打1に抑えたのも今日の事実だよ。順番に見ていくね。

昨日の予測記事についてはこちら

試合結果

チーム123456789計安
中日00010210048
阪神000010000110

勝利投手は柳裕也(今季7勝目)、セーブは松山晋也(29セーブ目)、敗戦投手は石井大智(今季1敗目)でした。観客数は42,565人、試合時間は3時間47分です。

予測 vs 結果の答え合わせ

項目予想結果判定
勝敗阪神勝利中日勝利×
スコア阪神3-2中日阪神1-4中日×
先発投手の成績予想ルーカス 5回2失点(被安打4〜5・奪三振5前後)3回1/3 51球 被安打1 与四球2 奪三振3 失点1○
注目選手の成績予想佐藤輝明 4打数1安打1本塁打2打点5打数0安打4三振×
スタメン予想9人中6人的中(6番左翼・7番捕手・8番遊撃を外す)6番は前川右京、7番は元山飛優、8番に坂本誠志郎○

勝敗もスコアも外しましたが、今日の予測でひとつだけ言わせてもらいたいのは「森下がライト前に運んで1-1」という筋書きです。これは回こそ1つずれたものの、打者も方向も結果もそのまま当たりました。

<strong><span class="fz-12px">データアナリスト</span></strong>
データアナリスト

この試合、予測と現実の構造が驚くほど似ています。私は「4回に中日が1点先制し、その裏に森下選手のライト前で同点、6回に2ランで阪神が勝ち越す」と書きました。実際は4回にサノー選手の遊ゴロで中日が先制、5回裏に森下選手のライト前で同点、そして6回の2ランを打ったのがサノー選手でした。つまり私は展開の骨格は当て、主語だけを取り違えたことになります。数字の面で誤算だったのは2点です。1点目はルーカス投手の球数効率で、3回1/3で51球は想定内でしたが、4回無死二三塁の場面で降板となり5イニングに届きませんでした。2点目は打線の効率で、10安打3四死球を記録しながら1得点、打点を挙げた打者は森下選手ただ1人でした。9イニングで13三振という数字も重く、そのうち4つが4番に集中した影響は小さくありません。

試合ダイジェスト

序盤は投手戦でした。3週間ぶりの1軍マウンドとなったルーカスは、スイーパーで空振りを奪いながら3回まで無失点。この日の被安打はゲーム全体を通じてわずか1本で、腰の疲労骨折からの復帰組とは思えない立ち上がりでした。

一方の柳裕也も、初回に森下が左前打、2回に前川右京が左翼へ二塁打と当たりは出ていたものの、その先の1本が続きません。3回までは両軍とも0行進です。

試合が動いたのは4回表。ここでルーカスの制球が乱れ、この日2つの四球がいずれもこの回に出て無死二三塁。4番・サノーの遊撃ゴロの間に、中日が1点を先制しました。阪神ベンチはこの1死をもってルーカスを交代させ、神宮僚介にスイッチ。ルーカスの投球は3回1/3、51球でした。神宮はこの回の残る2つのアウトをきっちり取り、追加点を許しません。

そして5回裏、34イニング止まっていた時計が動きます。先頭の近本光司が右前打で出ると、中野拓夢がきっちり投前へ送りバント。一死二塁でカウント3-2から、森下翔太が柳の外の球をライト前へ弾き返しました。1対1。9月13日から続いていた無得点がここで終わり、甲子園は今季いちばんと言っていいほどの歓声に包まれました。

しかし直後の6回表です。マウンドに上がった石井大智が一死から走者を許すと、サノーに2ボール2ストライクから左中間へ22号2ラン。連続無失点試合52でストップという、ここまで完璧だった右腕にとってあまりに痛い1球でした。1対3。

7回表には及川雅貴が無死一二塁を背負い、福永裕基に左前タイムリーで1対4。阪神は8回、9回と走者こそ出すものの、松山晋也の前に3者連続を含む三振で並べられ、そのままゲームセットとなりました。

虎党おじさん
虎党おじさん

ワシが唸ったんは5回裏や。近本が右前に落として、中野が一球で送った。あの送りバントは、ここ数試合ずっと足りひんかった「1点を取りにいく形」そのものやったで。そこに森下が3-2から外の球をライトへ持っていった。34イニングの重石が外れた瞬間、甲子園の音が変わったんや。せやのに、その30分後にサノーに左中間へ持っていかれる。石井の球は決して抜けとらんかった、本人が「サインに首を振って投げた」言うとった通り、意志を持って選んだ一球を上から捉えられただけや。ワシはあの5回裏の1点を、明日以降の材料として大事に持っておきたい。

阪神の選手個別レビュー

野手(スタメン1〜8番)

打順選手本日の成績寸評
1近本 光司(中)5打数2安打 1三振5回に右前打で同点の起点。9回にも右前打
2中野 拓夢(二)4打数1安打 犠打1 死球1 1三振5回の犠打が得点を呼んだ。7回にも中前打
3森下 翔太(右)5打数3安打 1打点 2三振34イニングぶりの適時打を含む3安打。3試合ぶりの快音
4佐藤 輝明(三)5打数0安打 4三振5打席すべて凡退。変化球を追う形が最後まで抜けず
5大山 悠輔(一)3打数1安打 四球1 1三振左前打と四球で2度出塁。9月の好調は今日も継続
6前川 右京(左)4打数2安打柳から左翼への二塁打を含むマルチ安打。両方向へ飛んだ
7元山 飛優(遊)2打数1安打 四球1 犠打1 1三振終盤に右前打。四球・犠打と役割を淡々とこなす
8坂本 誠志郎(捕)2打数0安打 四球1 1三振打撃は無安打もルーカスを3回まで無失点でリード

この日いちばん気持ちを持っていかれたのは森下翔太です。9月12日の巨人戦から3試合連続ノーヒットと約2カ月ぶりの空白が続いていましたが、初回の左前打でいきなり流れを断ち切り、3回に中前打、そして5回に決定的な同点タイムリー。5打数3安打はチームで唯一の3安打で、チームの連続イニング無得点を止めたのもこの男でした。

前川右京の2安打も見逃せません。今季打率.229と苦しんでいますが、この日は柳の内寄りの球を左翼へ二塁打、もう1本は右方向へ。引っ張り一辺倒でなく両方向へ打球が飛んでいたのは、状態が上がってきている証拠です。

近本光司も5打数2安打で、2本とも右前。5回の1本が森下のタイムリーにつながりました。打線全体では10安打が並び、4安打完封に沈んだ昨日までとは明らかに違う内容です。

投手

投手(勝敗・セーブ・通算成績付き)成績(投球回/球数/被安打/与四球/奪三振/失点)
ルーカス3回1/3 51球 被安打1 与四球2 奪三振3 失点1
神宮 僚介2/3回 12球 被安打1 与四球0 奪三振1 無失点
岡留 英貴1回 14球 被安打0 与四球0 奪三振0 無失点
石井 大智(敗・今季1敗目)1回 28球 被安打2 与四球1 奪三振3 失点2(被本塁打1)
及川 雅貴1回 32球 被安打3 与四球1 奪三振2 失点1
岩崎 優1回 17球 被安打1 与四球1 奪三振2 無失点
セベリーノ1回 19球 被安打0 与四球0 奪三振2 無失点

ルーカスは3回1/3で51球、被安打はわずか1本でした。約3週間ぶりの1軍マウンドとしては十分すぎる内容で、失点も自らの四球から生まれた1点だけ。予測では「5回2失点」と見ていたので、失点の少なさはむしろ予想を上回っています。課題は4回に集中した2四球で、球数と実戦間隔を考えれば3巡目以降のスタミナが次の登板のテーマになりそうです。

ブルペンは6人で5回2/3を投げて3失点。そのうち2点はサノーの一発によるもので、走者を並べて崩れた投手はいません。神宮僚介、岡留英貴、岩崎優、セベリーノの4人は無失点で、神宮はこれで5試合連続無失点。セベリーノも19球で三者凡退・2奪三振と、状態が上向いている様子がうかがえました。

虎党おじさん
虎党おじさん

石井のことを書いておきたい。52試合も無失点で来た投手が、たった1球で負け投手や。ただ今日の6回、一死一塁でサノーに2-2まで追い込んでから、本人が「サインに首を振って投げた」と言うとる通り、自分で選んだ球で勝負しにいっとる。逃げて歩かせて次に回す手もあった場面や。それを真っ向から行って捉えられたんやから、問われるんは次に同じ場面が来たとき、もう一度その球を選べるかどうかや。ワシはあの選択をした石井が10月にどんな顔でマウンドに立つか、そっちを見たい。

若虎ウォッチャー
若虎ウォッチャー

ぼくが今日いちばんメモを取ったのは、元山飛優選手です。2打数1安打というより、四球で出て、犠打で送って、9回に右前打。派手さはゼロですけど、遊撃のレギュラーがまだ固まっていないこのチームで「与えられた役割を1つも落とさない」って、実はものすごく強いアピールなんですよね。あと前川右京選手の左翼への二塁打、あれは柳投手の内角を詰まらずに振り抜いた打球でした。今季.229という数字だけ見ると物足りないですけど、9月に入ってからのスイングの強さは別物だと思います。

まとめと次戦への展望

この敗戦で阪神は69勝57敗1分、貯金12。連敗は今季ワーストを更新して7となりました。ただし2位・巨人も横浜でDeNAに2対13と大敗したため、ゲーム差は0.5のまま変わらず、優勝マジックは1つ減って「14」です。残りは16試合。苦しい内容が続いていても、優勝への道筋そのものはまだ阪神の側にあります。

次戦は中1日空けて9月17日(木)18時、同じ甲子園で広島との3連戦初戦です。この記事を書いている時点で予告先発はまだ発表されていません。広島は今日、神宮でヤクルトに9対4と快勝しており、こちらも勢いを持って甲子園に乗り込んできます。

<strong><span class="fz-12px">データアナリスト</span></strong>
データアナリスト

数字を整理します。残り16試合で貯金12、巨人との差は0.5。巨人の残りは12試合ですので、阪神が16試合を8勝8敗の五分で終えれば77勝、巨人が12試合を7勝5敗で走っても77勝で並ぶ計算になります。つまり「五分では足りない」局面に入りました。得点面に目を向けると、9月の1試合平均得点は2点台半ばまで落ちています。ただ今日は10安打を記録し、チーム打率も前日から上向きました。安打が出る状態に戻っているのであれば、あとは走者を還す形を作るだけです。私は明日の休養日を挟むことで、打線の数字はもう一段戻ると見ています。

虎党おじさん
虎党おじさん

7連敗や。ワシの人生でも、こんな9月はそうそうない。せやけど今日は10本打った。昨日までは当たりすら出んかったんが、今日は前川も近本も森下もバットの芯に当てとった。野球いうのは、当たりが出始めたら次は点が入る。そういう順番になっとるんや。明日は移動日、選手は久しぶりに息をつける。木曜の甲子園、また最初から声出したるわ。

若虎ウォッチャー
若虎ウォッチャー

ぼくは今日の5回裏の1点を、シーズンが終わったあとに思い出す気がしています。34イニング止まっていたものを動かしたのが、3試合ノーヒットで苦しんでいた森下選手だったというのが、なんというか野球らしいなと。近本選手が出て、中野選手が送って、森下選手が返す。教科書みたいな1点でした。木曜からの広島戦、この形がもう一度出るかどうかを見ています。

TAIga
TAIga

7連敗、数字はごまかせないよね。でも34イニングぶりの得点が出て、10安打が出て、巨人も負けてマジックは14になった。明日は移動日だから、みんなも一度深呼吸しよう。木曜からは甲子園で広島3連戦、ここから残り16試合の本当の勝負が始まるよ。次の試合も一緒に予想していこうね。

次戦の予測記事についてはこちら

以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!

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